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初めての方は、このブログについて、をご覧ください。金融業界で働いています。毎日の気になった情報・ニュース・考えを載せていきます。友人・知人の皆さん、コメントの際にはハンドルネームで呼んでくださいー。


by a_villager

ショック学習法


昨日、今日とロンドン・オフィスの違うチームにお邪魔して、会議とか会話とかに参加していました。

今日は自分の上司よりも20歳くらい年上のMD率いるチーム(実働3人)にお邪魔したけど、これが本当に凄かった。なんでこんなに多くの情報を処理できるの?っていうくらい大きな情報をさばいてた。カバーしている範囲の広さもさることながら、1つ1つの深さもすごくて、本場のアングロサクソン的金融マンを見ました。

とりあえず会議についていって、理解している限りでノートを取って、会議の後に質問とかディスカッションとかした。今のところ、ロンドンオフィスの同期に対して出遅れているとか、いう感じはしないけど、でもキャリアの先の目標を見ると、それが本当に遠くて険しいものだということを再実感。やっていくうちに経験でわかってくるって、とは言ってくれるんだけど、こうも次元の違う仕事を見せ付けられると、なかなかショックが大きいんです。

精神的にとても疲れる最後の1週間になりそうだ。

話は変わるけど、そろそろコンタクトレンズの限界を感じるようになった。コンタクトレンズをつけて、12時間、3つのスクリーンとにらめっこするのは無理だ。しかも、みんな効率性を重視してか、画面も印刷もマシーンの限界にチャレンジするくらいの細かい解像度で出力する。東京帰ったら、出社する前にメガネを新調しよう。。。
# by a_villager | 2008-08-28 05:02 | 日常

休日の過ごし方


ロンドンは3連休中。でも、郊外やヨーロッパ大陸のほうに旅行に行こうとも思わないで、ロンドン市内でノンビリと過ごしております。

昨日は買い物ついでに大きな公園に足を運んだ。偶然にも、野外の無料コンサートがあったので、そこで1時間ほど芝生に座って鑑賞。周りには、ビニールシートを敷いて、弁当にワインに、と大掛かりな準備で楽しんでいる人が多数。ロンドンは雨・曇りが多いけど、その分だけ晴れた日には日光のありがたさが倍増する。日本でも天気のいい日に大きな公園でこういうことをしたいですね。

今日は、テムズ川の南側を散歩。Tate Modern Museumに行くも、現代アートは苦手なのであまり興味も示せず。。。とぼとぼと歩きつかれて、目に留まったパブ兼レストランで遅めの昼食。ロンドンに来てから2回目のフィッシュ&チップス。。。感想としては1ヶ月に2回食べるものでないなと。疲れていたので、昼間から大きなギネスビールを飲みながら読書(笑。高価な買い物より、こういうところに贅沢を感じます。

その後は、ホテルへの帰り道にSt. Paul教会を通りかかったら、教会の前でオーケストラの野外コンサートをやっていた。その後には、モダン・ダンスや、ドラムのバンドもあり、途中には航空ショーもあった。運よくめぐり合わせたお陰で、お金を使わずに楽しい週末を送れました。

東京の都心にいると、休日を外で過ごすとなると、どうしても結構なお金を使わざるを得ない気がしてならない(今までの見方がそうだったから、という部分も否定できないが) 留学して、またまた狂乱物価のロンドンに来てから、お金をできるだけ使わないで、時間を過ごす術をいろいろと身につけた。オープンテラスのカフェでぼーっとするのもいいし(東京だとその場所の空気によるが)、無料の美術館・博物館とか最高。普段、ぴりぴりしている環境で仕事をしているから、休日には何も考えずにぼーっと過ごしたいのかもしれない。

ロンドン滞在も残すところ1週間を切りました。東京に帰ってから仕事が忙しくなりますが、皆さん、休日に時間がありましたら、お話でも、手軽な食事でもしましょう。この2ヶ月弱の海外研修で、またまたチョットは変わったと思うので、面白い話もできるかと思います。もちろん、東京での面白い話も期待しています。
# by a_villager | 2008-08-25 06:52 | 日常

ロンドン・オフィスで仕事をして、色んなミーティングに出席して1週間。東京オフィスとの違いをひしひしと感じた。

ロンドンでの仕事について感じたこと_f0169864_641136.jpg


なによりもまず、議論の白熱っぷりが半端じゃない。40歳くらいのManaging Directorの意見に対して、20代の人が真っ向から疑問を投げかけるし、1つのアイディアに対して常に違う角度、違うデータで持って質問を投げかける姿勢がある。

時に議論が白熱しすぎて、皆がみんな、他の人の話が終わる前に話を始めて、トップの人が静止するのに苦労する場面もあるほど。

それと、自分の話・意見を言う際には、その背景もキチンと説明して、その場にいる人が例え詳しい状況を知らなくても話を理解できて、アイディア・疑問を出せるように心がけている点も感じられた。内輪だけで理解している状況を避けて、その場にいる全員がわかるように十分な内容を整理された形で話している。

他のオフィスの人と頻繁に意見交換する。地理的な利点や、カバーしている分野の特徴からなのかもしれないが、テレビ電話(本当に高解像度でスムーズ、声も綺麗に拾ってる)を通じて、会議をしたり報告をしたり、1つの市場を超えたところでアイディアの交換をしている。

これはチームの特色なのかもしれないが、アイディアを1つのフォーマットに落とし込んでいる。1つのアイディアを数字で表現して、包括的なフォーマットに落として説明している。直感とか、感じとか、そういう主観的なものをできるだけ客観的な数字に直したり、数字の裏づけをしたりして、議論ができるような基準を作っている点もあった。

東京での仕事の現場とはかなり違う部分があった。個人的にはロンドンのほうが好み。。。


今日はBond Streetに行ってちょっとした慣れない買い物をした。気が付くと周りには中東から来た人ばかりになって、オイルマネーを肌で感じました(笑。買い物のスケールが全然違います。

デパートでカプセル・タイプのエスプレッソの試飲コーナーがあって、あー、試してみたいけど、しつこく勧められるのも嫌だなーと思って素通りしたけど、ホテルに帰っていろいろと調べてみたら、すごく欲しくなった。

Nespresso

実家の近くにはスタバはないから、これがあったら便利だなー、夜に本読みながら飲みたいなー、カプセルおしゃれだなー、とか考えてたら本格的に欲しくなってきた。久々に本以外のものに物欲を感じてます(笑。でも、実家で買うと置く場所がないとか、金の無駄づかいだとか、いろいろとうるさいから引越しをした後になるのかなー。日本帰ったら、さっそく試飲コーナーにいって実物を試してみます。
# by a_villager | 2008-08-24 06:41 | 日常

という、ちょっと幸せな状況になってます。

この頃の1日のロンドン・オフィスでの状況は、それぞれの担当分野が違う3つのチームのミーティングに出席して、話を聞いて役にたちそうな部分をメモ。

ロンドンの昼、ニューヨークの朝に、アメリカ東海岸とイギリスの計9つのオフィス・部門を繋げたビデオ・カンファレンス形式の朝会を見て、自分のチームに関係ありそうな箇所をメモって東京にいるボスに向かってメール。東京にいると録音でしか聞けないけど、実際に9つのオフィス・部門を繋いで、社長はじめ、責任者が一同に顔をそろえて、それぞれが30秒にまとめたコメントを出すのを見るのは本当にワクワクする。

その合間合間に東京から送られてきた仕事をこなす。

仕事を始めて最初の数週間は自分のやっている作業を表面的にしか見れなかったけど、今は少しずつ、その作業の先、自分のボスが担当している領域を考えられるようになってきた。これを見たらボスならどういうことを考えるのか?この数字をどう解釈するのか?色んなニュースをどういう風にして仕事に結びつけるのか?などなど。

本日、意を決して、ピンク・ペーパーこと、Financial Timesを購読した。1年間で10万円です。。。たけー。ロンドンでも似たような値段だから文句言えない。。。宅配があるとはいえ、それがないWallstreet Journalの10倍近くする。。。でも、国際記事のカバー、Analysis欄とコラムの面白さには、それだけの価値がある。投資投資。

9月にある仕事上の大きなイベントに向けて、少しずつ忙しくなってきているし、それにあわせてボスが自分に振ってくる仕事の範囲を少しずつ広げているのが感じられる。毎日、朝起きて仕事に向かう間に、仕事が楽しいとかワクワクするとかいう気持ちを持てるのは幸せなことだと思うし、それを持ち続けられるようにしたい。

しかしながら、ロンドン・オフィスはいい意味で刺激的だし心地いい。将来、数年間くらいこちらで働きたいなぁ。
# by a_villager | 2008-08-23 06:06 | 日常

無事、資格試験合格


しました。合格したのは、Investment Management CertificateというCFA UKが設定している資格で、英国で投資業務に関る人が最低限必要としている投資・規制の知識をカバーしている。

日本の外務員試験より難しくて(100時間以上の勉強時間が必要と言われてる)、CFA Level1よりも簡単(200時間以上が必要らしい)。自分の場合は、実質的に2週間強でこなしたから、それなり勉強が厳しかった。特に意味不明な英国の規制は憶えるのが大変だった。。。

とにかく、合格してよかったよかった。じゃないと、東京オフィスから、高い金かけてロンドンに住ませて、授業を受けさせて、金の無駄かよ、と怒られちゃうからね。よかったよかった。安い中華のテイクアウトを買った後だったから、勢いに任せて豪華な夕食を食べるチャンスを逃したけど(笑

今日の研修では、投資のケーススタディをやったけど、僕らのチームがアサインされたのはイギリスの建築業界。。。正直な話、どれも今にも倒産しそうなくらいやばくて、とても株に投資する気にはなれない。これ、Equity Groupよりも、Fixed Income Groupにやらせるべきでしょ。と真剣にインストラクターと話してしまった。だって、どれくらい成長するかとか、利益がどうのこうの議論する以前に、今後1年で倒産するかどうかの次元だもの。優先的な債権者の立場でなきゃ、とても触る気になれない会社だった。。。イギリスの建築業界も日本に劣らずかなりヤバイです。。。
# by a_villager | 2008-08-20 05:42 | 日常