初めての方は、このブログについて、をご覧ください。金融業界で働いています。毎日の気になった情報・ニュース・考えを載せていきます。友人・知人の皆さん、コメントの際にはハンドルネームで呼んでくださいー。


by a_villager

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土曜の夜に家に着きました。洋書の密輸業者かと思うくらい、目一杯の本を買って帰ってきました。部屋の中がカオスです。

昨日から今日まで、2ヶ月間溜まっていたThe Economistに目を通して、いろいろと関心のあった日本語の本を買いました。投資投資。

この頃は早く自分のデスクで仕事がしたくて仕方がなく、ロンドンで勉強したこと、インスパイアされたことを早く実践したくて夜もあまりよく寝れなかったけど、いよいよ明日仕事に移れます。とても楽しみです。

ちなみに今、この本を読んでます。

市場成功者たちの内幕物語
スティーブン・ドロブニー / / 晃洋書房
ISBN : 4771018812
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市場の魔術師のグローバル・マクロ・トレーダー(ポートフォリオ・マネジャー)版ですか。訳がちょっと不自然な箇所が多いけど、内容はなかなか勉強になります。投資・投機のテクニカルな部分ではなく、市場と向き合うときの姿勢など、ソフトな部分の方が役にたつ気がする。
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by a_villager | 2008-08-31 22:03 | 日常

ショック学習法


昨日、今日とロンドン・オフィスの違うチームにお邪魔して、会議とか会話とかに参加していました。

今日は自分の上司よりも20歳くらい年上のMD率いるチーム(実働3人)にお邪魔したけど、これが本当に凄かった。なんでこんなに多くの情報を処理できるの?っていうくらい大きな情報をさばいてた。カバーしている範囲の広さもさることながら、1つ1つの深さもすごくて、本場のアングロサクソン的金融マンを見ました。

とりあえず会議についていって、理解している限りでノートを取って、会議の後に質問とかディスカッションとかした。今のところ、ロンドンオフィスの同期に対して出遅れているとか、いう感じはしないけど、でもキャリアの先の目標を見ると、それが本当に遠くて険しいものだということを再実感。やっていくうちに経験でわかってくるって、とは言ってくれるんだけど、こうも次元の違う仕事を見せ付けられると、なかなかショックが大きいんです。

精神的にとても疲れる最後の1週間になりそうだ。

話は変わるけど、そろそろコンタクトレンズの限界を感じるようになった。コンタクトレンズをつけて、12時間、3つのスクリーンとにらめっこするのは無理だ。しかも、みんな効率性を重視してか、画面も印刷もマシーンの限界にチャレンジするくらいの細かい解像度で出力する。東京帰ったら、出社する前にメガネを新調しよう。。。
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by a_villager | 2008-08-28 05:02 | 日常

休日の過ごし方


ロンドンは3連休中。でも、郊外やヨーロッパ大陸のほうに旅行に行こうとも思わないで、ロンドン市内でノンビリと過ごしております。

昨日は買い物ついでに大きな公園に足を運んだ。偶然にも、野外の無料コンサートがあったので、そこで1時間ほど芝生に座って鑑賞。周りには、ビニールシートを敷いて、弁当にワインに、と大掛かりな準備で楽しんでいる人が多数。ロンドンは雨・曇りが多いけど、その分だけ晴れた日には日光のありがたさが倍増する。日本でも天気のいい日に大きな公園でこういうことをしたいですね。

今日は、テムズ川の南側を散歩。Tate Modern Museumに行くも、現代アートは苦手なのであまり興味も示せず。。。とぼとぼと歩きつかれて、目に留まったパブ兼レストランで遅めの昼食。ロンドンに来てから2回目のフィッシュ&チップス。。。感想としては1ヶ月に2回食べるものでないなと。疲れていたので、昼間から大きなギネスビールを飲みながら読書(笑。高価な買い物より、こういうところに贅沢を感じます。

その後は、ホテルへの帰り道にSt. Paul教会を通りかかったら、教会の前でオーケストラの野外コンサートをやっていた。その後には、モダン・ダンスや、ドラムのバンドもあり、途中には航空ショーもあった。運よくめぐり合わせたお陰で、お金を使わずに楽しい週末を送れました。

東京の都心にいると、休日を外で過ごすとなると、どうしても結構なお金を使わざるを得ない気がしてならない(今までの見方がそうだったから、という部分も否定できないが) 留学して、またまた狂乱物価のロンドンに来てから、お金をできるだけ使わないで、時間を過ごす術をいろいろと身につけた。オープンテラスのカフェでぼーっとするのもいいし(東京だとその場所の空気によるが)、無料の美術館・博物館とか最高。普段、ぴりぴりしている環境で仕事をしているから、休日には何も考えずにぼーっと過ごしたいのかもしれない。

ロンドン滞在も残すところ1週間を切りました。東京に帰ってから仕事が忙しくなりますが、皆さん、休日に時間がありましたら、お話でも、手軽な食事でもしましょう。この2ヶ月弱の海外研修で、またまたチョットは変わったと思うので、面白い話もできるかと思います。もちろん、東京での面白い話も期待しています。
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by a_villager | 2008-08-25 06:52 | 日常

ロンドン・オフィスで仕事をして、色んなミーティングに出席して1週間。東京オフィスとの違いをひしひしと感じた。

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なによりもまず、議論の白熱っぷりが半端じゃない。40歳くらいのManaging Directorの意見に対して、20代の人が真っ向から疑問を投げかけるし、1つのアイディアに対して常に違う角度、違うデータで持って質問を投げかける姿勢がある。

時に議論が白熱しすぎて、皆がみんな、他の人の話が終わる前に話を始めて、トップの人が静止するのに苦労する場面もあるほど。

それと、自分の話・意見を言う際には、その背景もキチンと説明して、その場にいる人が例え詳しい状況を知らなくても話を理解できて、アイディア・疑問を出せるように心がけている点も感じられた。内輪だけで理解している状況を避けて、その場にいる全員がわかるように十分な内容を整理された形で話している。

他のオフィスの人と頻繁に意見交換する。地理的な利点や、カバーしている分野の特徴からなのかもしれないが、テレビ電話(本当に高解像度でスムーズ、声も綺麗に拾ってる)を通じて、会議をしたり報告をしたり、1つの市場を超えたところでアイディアの交換をしている。

これはチームの特色なのかもしれないが、アイディアを1つのフォーマットに落とし込んでいる。1つのアイディアを数字で表現して、包括的なフォーマットに落として説明している。直感とか、感じとか、そういう主観的なものをできるだけ客観的な数字に直したり、数字の裏づけをしたりして、議論ができるような基準を作っている点もあった。

東京での仕事の現場とはかなり違う部分があった。個人的にはロンドンのほうが好み。。。


今日はBond Streetに行ってちょっとした慣れない買い物をした。気が付くと周りには中東から来た人ばかりになって、オイルマネーを肌で感じました(笑。買い物のスケールが全然違います。

デパートでカプセル・タイプのエスプレッソの試飲コーナーがあって、あー、試してみたいけど、しつこく勧められるのも嫌だなーと思って素通りしたけど、ホテルに帰っていろいろと調べてみたら、すごく欲しくなった。

Nespresso

実家の近くにはスタバはないから、これがあったら便利だなー、夜に本読みながら飲みたいなー、カプセルおしゃれだなー、とか考えてたら本格的に欲しくなってきた。久々に本以外のものに物欲を感じてます(笑。でも、実家で買うと置く場所がないとか、金の無駄づかいだとか、いろいろとうるさいから引越しをした後になるのかなー。日本帰ったら、さっそく試飲コーナーにいって実物を試してみます。
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by a_villager | 2008-08-24 06:41 | 日常

という、ちょっと幸せな状況になってます。

この頃の1日のロンドン・オフィスでの状況は、それぞれの担当分野が違う3つのチームのミーティングに出席して、話を聞いて役にたちそうな部分をメモ。

ロンドンの昼、ニューヨークの朝に、アメリカ東海岸とイギリスの計9つのオフィス・部門を繋げたビデオ・カンファレンス形式の朝会を見て、自分のチームに関係ありそうな箇所をメモって東京にいるボスに向かってメール。東京にいると録音でしか聞けないけど、実際に9つのオフィス・部門を繋いで、社長はじめ、責任者が一同に顔をそろえて、それぞれが30秒にまとめたコメントを出すのを見るのは本当にワクワクする。

その合間合間に東京から送られてきた仕事をこなす。

仕事を始めて最初の数週間は自分のやっている作業を表面的にしか見れなかったけど、今は少しずつ、その作業の先、自分のボスが担当している領域を考えられるようになってきた。これを見たらボスならどういうことを考えるのか?この数字をどう解釈するのか?色んなニュースをどういう風にして仕事に結びつけるのか?などなど。

本日、意を決して、ピンク・ペーパーこと、Financial Timesを購読した。1年間で10万円です。。。たけー。ロンドンでも似たような値段だから文句言えない。。。宅配があるとはいえ、それがないWallstreet Journalの10倍近くする。。。でも、国際記事のカバー、Analysis欄とコラムの面白さには、それだけの価値がある。投資投資。

9月にある仕事上の大きなイベントに向けて、少しずつ忙しくなってきているし、それにあわせてボスが自分に振ってくる仕事の範囲を少しずつ広げているのが感じられる。毎日、朝起きて仕事に向かう間に、仕事が楽しいとかワクワクするとかいう気持ちを持てるのは幸せなことだと思うし、それを持ち続けられるようにしたい。

しかしながら、ロンドン・オフィスはいい意味で刺激的だし心地いい。将来、数年間くらいこちらで働きたいなぁ。
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by a_villager | 2008-08-23 06:06 | 日常

無事、資格試験合格


しました。合格したのは、Investment Management CertificateというCFA UKが設定している資格で、英国で投資業務に関る人が最低限必要としている投資・規制の知識をカバーしている。

日本の外務員試験より難しくて(100時間以上の勉強時間が必要と言われてる)、CFA Level1よりも簡単(200時間以上が必要らしい)。自分の場合は、実質的に2週間強でこなしたから、それなり勉強が厳しかった。特に意味不明な英国の規制は憶えるのが大変だった。。。

とにかく、合格してよかったよかった。じゃないと、東京オフィスから、高い金かけてロンドンに住ませて、授業を受けさせて、金の無駄かよ、と怒られちゃうからね。よかったよかった。安い中華のテイクアウトを買った後だったから、勢いに任せて豪華な夕食を食べるチャンスを逃したけど(笑

今日の研修では、投資のケーススタディをやったけど、僕らのチームがアサインされたのはイギリスの建築業界。。。正直な話、どれも今にも倒産しそうなくらいやばくて、とても株に投資する気にはなれない。これ、Equity Groupよりも、Fixed Income Groupにやらせるべきでしょ。と真剣にインストラクターと話してしまった。だって、どれくらい成長するかとか、利益がどうのこうの議論する以前に、今後1年で倒産するかどうかの次元だもの。優先的な債権者の立場でなきゃ、とても触る気になれない会社だった。。。イギリスの建築業界も日本に劣らずかなりヤバイです。。。
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by a_villager | 2008-08-20 05:42 | 日常

いろいろ


今日は雑多な話題ですが。。。

このニュースを見て呆れ返った。。。

「300億円調達」実際は92億円 アーバン、非公表
2008年8月18日20時39分 朝日新聞

アーバンコーポは6月26日、BNPを引受先に300億円の転換社債を7月11日に発行すると発表。「資金は短期借入金の返済にあてる」としたため、市場には「当面の危機は去った」(アナリスト)との見方が広がった。

 ところがアーバンコーポはBNPと別にスワップ契約を結んでいた。いったん300億円を手にするが、発表翌日以降に株価が下がり続けるとBNPへ返還額が生じ、調達総額が減る契約内容だった。

 発表日に344円だった株価は下がり続け、民事再生法適用の前日には終値が63円まで下落。返還額が膨らんだため実際に調達できたのは計画の3割の92億円で、アーバンコーポは資金繰りに窮した。

 一方、BNPはすでに転換社債150億円分を株式に換えて市場で売却。92億円分はすでに回収した模様で、残る150億円の社債についても資金回収を進めるとみられる。だが、BNPによる大量の株式売却が株価を一層押し下げた可能性もあり、アーバンコーポ側は返済義務の有無について争う構えだ。


短期資金300億円調達しましたといって、実際にはそれを大きく下回る可能性がある事実を隠してたと。。。詳しい法律的なことはわからないけど、商業ベースで取引をしたBNPはともかく、そういう致命的に重要な事実を投資家に対して隠していたアーバンの経営陣については、ちゃんと何かしらの罰を与えるべきじゃないかなぁ。と思う。こんなことがまかり通ったら(現実にまかり通っているが)、誰も公開情報に頼って投資なんかできないよ。アーバンはBNPにトコトン、カモにされた形だね。。。かわいそうだけど、もっと悲惨なのは株主のほうだ。。。これを機に情報開示等について法律が整備されるといいが、今の政府の様子だと、下手な規制ができそうだわね。


このニュースと同時に、このレターを読んだのは偶然というか。。。アメリカの元SEC議長Arthur Levittの講演。

The "Numbers Game"
by Chairman Arthur Levitt, September 28, 1998


この講演の中で、ウォール街のアナリストが企業の1株当たり利益(EPS)の予想に夢中になり、企業の経営者もその予想を満たし、そして超えるために、企業会計の柔軟性を悪用して、会計操作を多用していることを批判している。

その代表的な手法として、"Big Bath" restructuring charges, creative acquisition accounting, "cookie jar reserves", "immaterial" misapplications of accounting principles, the premature recognition of revenue の5つを挙げている。

これらだけを見ると、ふーん、簡単に見つけられそうじゃんと思うかもしれないけど、実際に200ページ近い企業のAnnual Reportを開くと、信じられないくらいの量の数字に圧倒されて、とてもじゃないけど、少なくとも今の自分にはできそうにない。これらの膨大な数字を解いて、再構築して、嘘を見抜くのは本当に知識と経験が要求される仕事だと思うし、まだまだコンピュータにはできない仕事だと思う。がんばらなきゃ。


今日の朝に、会社のMLでこれが流れてきて、オフィスでニヤニヤ笑いながら眺めてた。株とかに投資した経験のある人なら、これの面白さがわかるはず。(クリックすると拡大できます)

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by a_villager | 2008-08-19 05:51 | 日常

魔法の金融ワールド


国際決済銀行BISのカンファレンス用にDarrel Duffieが書いたワーキング・ペーパーを読んだ。DuffieはDynamic Asset Pricing Theoryっていう金融経済学の有名な本を書いた有名な学者(本のコピーは持っているが、1ヶ月くらいの長期休暇でも取れない限り、開く気にもなれない代物)


Innovations in credit risk transfer: implications for financial stability
by Darrell Duffie
Working Papers No 255, BIS


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このペーパーの中で信用リスクを移転することを可能にした金融商品(CDOとか)について述べている。詳細な数字を混ぜつつ、コンパクトに書いてあるから、思った以上に読みやすかった。

興味深かったのは、後半の部分。CDOの原資産(ローンとか、債券とか)は理想としては個々の相関が低く、そのために、それらを束ねることによって全体としてリスク分散が働いて、より価値の高い金融資産になるという、1+1=3みたいな状態。

でも実際には個々の原資産間の相関関係はかならずしも低いとは限らない。もし、これが完全な正相関にあると、1つの原資産がデフォルトを起こすと、全部の原資産がデフォルトになる現象が起きることになる。そして、その逆もまたしかり。そう言う状況では、CDOの上位層はその相関が上がるにつれて、上位層の価値も上がる仕組みになる。なぜなら、上位層は最初に支払い、解散価値を受け取るから。

その逆として、相関関係が下がるにつれて、価値が上がるのは最下位層。なぜなら、最下位層は上位層の支払(大抵、一定比率)の後の部分を総取りするから。

コールオプションに例えると、上位層は相関関係に対してショート・ポジションになっていて、最下位層は相関関係に対してロング・ポジションになっているともいえる。

で、問題はその原資産間の相関関係をどうやって正しく正確に推定するか。本来重要なはずのデータの質や、データの適当性について、実際の現場ではそれほど神経を使っていないみたい。(さらには、資産を流動化させることによって、その原資産の支払いを査定・モニタリングするインセンティブが銀行からなくなってしまっているから、過去のデータ、つまりそれらのインセンティブが存在していた状況でのデータを使うことの有効性すらも疑問になる) しかも、ある相関を推定したとして、それが上位層、中間層、下位層、など各層それぞれの価値評価に対して、どのような影響を及ぼすのか。それらの推定、モデリングの技術はまだまだ未発達だといわざるを得ないと。

これはMoody'sなどの格付け会社にも言えるが、投資家はそれらの評価が困難な金融資産のリスク評価を格付け会社に委ねてしまっている。本来、それらの新しい金融資産自体は、理論的には、リスクの再分配をして経済をより効率化させるはずだけど、それを正しく評価したり、使ったり、精製したりすることにはまだまだ多くの課題が残っていると。

そして論文の後に、大手債券投資会社PIMCOのボスの1人、Mohamed El-Erianのコメントがあって、こちらも非常に面白い内容になっている。意訳として。。。

新しい金融商品、もっと正確には多くの原資産を束ねて作る証券化商品が登場するにつれて投資家の視点、リスク評価は個々の原資産のリスク特製から、それらの束、つまり個々間の相関関係に移っていくことになる。

そしてそれらの評価は複雑であるために少数の格付け会社に委ねることになるが、問題は、それらの格付け会社がそれらの評価に十分な理解を持っているということになる。

リスクの評価は経済における資産の最適配分に大きく関る問題なので、これの問題は経済全体の成長にとっても大きな意味を持っている。

摩訶不思議な金融ワールドですね。。。困ったのは、こういう代物が金融機関以外の事業会社の中にも一杯入っているという事実。世の中がどんどん複雑になりますね。
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by a_villager | 2008-08-17 07:53 | ファイナンス

今日は土曜日。試験も終わったことだし、外に出かけた。いろいろと買い物をしようとホテルを出たはいいものの、デパートを見ても、ショッピング街を見ても、欲しいものは殆どなく(笑、気が付いたら、Charing Cross Roadっていう本屋が一杯ある通りにいた(笑。日本で買えない本が一杯あって、荷物の重量制限を考えつつ、いくつか買った。よくよく考えたら、ロンドンでの出費の殆どは食費と本だ。。。なんかヒドイw

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今日のも含めてロンドンで買った本をリストにしてみた。この嗜好の偏り具合はひどい。。。

Extraordinary Popular Delusions and the Madness of Crowds & Confusion de Confusiones (by Charles Mackay and Joseph de la Vega)

Experimental Economics: How we can build better financial markets (by Ross M. Miller)

Happiness: Lessons from a New Science (by Richard Layard)

The Predators' Ball: The inside story of Drexel Burnham and the rise of the junk bond riders (by Connie Bruck)

Infectious Greed: How deceit and risk corrupted the financial markets (by Frank Partnoy)

The Number: How America's balance sheet lies rocked the world's financial markets (by Alex Berenson)

The Greed Merchants: How the investment banks played the free market game (by Philip Augar)

The Poker Face of Wall Street (by Aaron Brown)

Enron: The rise and fall (by Loren Fox)

The Accidental Investment Banker (by Jonathan A. Knee)

The State of Africa: A history of fifty years of independence (by Martin Meredith)

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by a_villager | 2008-08-17 03:39 | 日常

今日はロンドン・オフィスで自分の働いている部門だけのトレーニングで、Financial Modellingを勉強。

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Income Statement、Balance Sheet、Cash Flow Statementにおける一連のお金、会計上の数字の流れをどうやって効率よくExcelシートに組み立てていくのか。色んなExcelの便利な小技。Modelをふっ飛ばさないようにするコツ、壊れたModelを直すコツなどなど。それと、簡単な感応度テストのやり方も一緒に、Discount Cash Flowもお勉強。

1日の授業・練習で株式のModelingの基本はできるようになった(こう書くと仕事の内容がバレそうですねw)。実際の仕事の場面では、もっと細かい項目を入れたり、事業部門別、所在地別で計算したりするけど、基本は全部同じ。

でも、やはりというか、こういうModelの作り方は株式のDCFについては結構簡単だと思うけど、最終的にはModel自体がその結果、企業価値評価、株価予測の良し悪しの決め手にはならないような気がする。Model自体よりも、その計算で使う、売上げの成長率、利益率、配当政策、資本政策、金利、株式の割引率、などなど、そういういった主観的に決めざるを得ない要因のほうが、最終的なアウトプットに与える影響の方が大きいと思う。

どんなに大きな、多次元の感応度メイトリックスを作っても、最終的にどの行・列、どの結果を選ぶのはModelとは関係のないところでの話だし、それが決定的に重要な意味を持っている。

もちろん、足し算と引き算を間違えて入力して、予測株価を違う方向に吹っ飛ばしたら話にならないけど(実際にあった話らしい。Capital ExpendituresをCash Inflowだとウッカリ間違えて入力して、DCFで株価のターゲットを超高いところに吹っ飛ばしてレポートに書いたアナリストが実際にいたらしい。。。しゃれになってねー)。

Modelは非常に重要な道具の1つだけど、その計算の過程で多くの、しかも決定的に重要な、主観的な数字が必要になる。複雑で精緻なModelを組み立てることはできるけど、仮定の上に仮定を重ねたり、主観の上に主観を重ねたりして、誤差を発散させないよう気をつけないといけない。1年先の売上げ成長率を予測することだって非常に難しいのに、それを将来5年にわたって予測し、さらに他のいくつもの変数についても同様の予測をして、それをModelに埋め込む。それがどれだけの誤差を結果的に生むのか。。。

Modelをどこまで簡潔にするべきなのか、どれだけ現実の企業活動を反映させるべきなのか、その間でのトレードオフはもちろん考えるべきだけど、もっと重要なこととして、結果に対して致命的に重要な要素の推定をどれだけ高い精度で行うのかも重要になる。

それか、もしくは、そのような推定の限界を受け入れて、それらの誤差を考慮に入れても、判断できるような手法を使うのか。1日の短い授業だったけど、仕事で使うにあたって、色んなことを考えさせられた。


授業は面白いし、内容もそこまで難しくないんだけど、自分の場合、ロンドン・オフィスのコンピュータを使うとき、東京オフィスの自分のファイルにアクセスしているから、非常に遅い。遅すぎる。500kのExcelファイルを開くのに30秒くらいかかる。しかも、よくフリーズする。真夜中の東京オフィスは省エネで電気落としているのかと本気で思ったくらいだ。

皆がテキパキとExcelファイルを組み立てているのに、自分は砂時計とにらめっこ。。。。本当にストレスが溜まる。イライラして、しかもクラスのペースに追いつかないから非常に疲れる。疲れると英語も上手く喋れなくなるから、更にストレスが。。。という悪循環。来週もコンピュータを使うトレーニングがあるけど、これだけは我慢ならないなー。困った。。。
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by a_villager | 2008-08-16 07:06 | 日常